2016年07月12日

日本企業の注目が集まるケニアのフードバリューチェーン―官民ミッションからの考察

弊社プロマーコンサルティングは、2016年2月、農林水産省の「アフリカにおけるフードバリューチェーンの構築推進事業」の一環としてケニアの食品・農業バリューチェーンでの事業展開に関心のある民間企業等を対象とした官民ミッション派遣を支援しました。飲料、コールドチェーン、貿易、ロジスティクス等様々な分野から、アフリカ市場で既に事業を行っている企業やケニアを新たな進出先として検討している企業等、計約15社が参加しました。現状では、農薬や肥料等の農業投入財やコメを始めとする農作物への投資案件がケニアで進行中ですが、日本からの食品・農業分野への投資はまだ限られています。こうした中、官民ミッションの参加者は、短期的な投資も含めてケニアのフードチェーンに事業の可能性を見出したようです。

日本企業の関心を特に惹きつけた分野として、鶏肉業界が挙げられます。ケニアでは中間所得層の増加や外食産業の発展とともに、鶏肉の需要が伸びています。日本企業のトリドール社が展開するファストフード店では、テリヤキチキンが子供から大人まで、地元の人々の間で人気です。また、ケニア最大の小売業者であるナクマットは、「同じ値段でより価値のあるものを提供する」とのスローガンの下、価格が比較的高い骨なしチキンではなく丸ごとチキン製品で、より幅広い消費者を惹きつけています。ある大手商社からの参加者は、「ケニアの鶏肉事業の潜在性は高い。養鶏場を訪問し、業界についてより詳細な調査を実施したい」と意向を述べました。

官民ミッションにおいて弊社は、関係機関とともに企業訪問等の調整を行い、(機能性)乳製品を提供するビオフードプロダクトやケニアミートコミッション(KMC)、ケニア園芸作物評議会等との意見交換や加工工場の視察を実施しました。参加した日本企業は、生産現場から消費者の選好等に至るまでのケニア食品・農業市場の情報収集や、事業パートナー・潜在顧客の発掘に関心を持っていました。訪問先企業と参加者の間では非常に活発な議論が行われ、双方から多くの意見や質問が挙がりました。

ケニアのバリューチェーンでは安定した質・量の原料調達が課題として残っているといえますが、参加者は加工現場や地元企業との意見交換を通して、農業・食品業界及び小売セクターの魅力を十分に感じたようです。野菜/果物セクターからの参加者は、「園芸作物等輸出産品のバリューチェーンは整備が進んでいる。競争は激しく参入のための戦略をよく練る必要があるが、事業を行うための基盤はある」とコメントしました。

官民ミッションへの参加者はまた、ケニアでの事業展開を後押ししてくれるケニア政府関係者とのコンタクトづくりにも熱心でした。弊社では官民ミッションに加えて、農林水産省等と協力し、官民連携推進のための政策対話及びワークショップを開催し、ワークショップには100名以上の参加者がありました。これらのイベントは、ケニアと日本の参加者同士のネットワークづくりや、連携分野の特定に大きく貢献しました。

官民ミッション中の参加者からは高い関心と前向きな反応を得られ、弊社はケニア食品・農業分野への日本からの投資が今後伸びていくことを期待しています。

写真①トリドールの照焼きチキンと麺セット

写真②KMCの加工工場内

写真③スーパーに並ぶ様々な鶏肉製品

2016年05月16日

カナダへのミッション―2015/16年ワイルドブルーベリープロモーション企画のハイライト


2015年4月、弊社は去年に引き続きカナダから北米ワイルドブルーベリー協会(WBANA)を受け入れ、東京で行われたFABEX食品・飲料展示会への出展を支援しました。

このイベントは2015年度のプロモーション活動の締めくくるもので、これまでに弊社ではカナダのブルーベリー業界団体との関係性強化を目的とした日本企業ミッションのカナダへの派遣や、ワイルドブルーベリーと健康に関する研究について在日カナダ大使館で行ったセミナーの開催をサポートしてきました。

ワイルドブルーベリーは一般に栽培されるブルーベリーとは大きく異なります。ワイルドブルーベリーはほぼ人の手を加えられることなく野原で自然に育ち、その後非常に進んだ冷凍技術で個別急速冷凍され、世界各地に出荷されます。日本はドイツに次ぐカナダワイルドブルーベリーの大きな市場であり、特にジャム業界で多く使用されています。今年、日本ジャム協会とその会員企業は設立50周年を迎えました。ジャム業界とカナダのワイルドブルーベリー生産者は、この節目を互いのニーズや経験について意見交換する絶好の機会と考えました。この要望に応える形で弊社はワイルドブルーベリーの収穫時期に合わせ、2015年の8月半ばにジャム協会の会員企業向けにカナダへの現地視察を企画しました。

より管理された環境で栽培・収穫されるブルーベリーと異なり、ワイルドブルーベリーは年に3-4週間のみ収穫が行われ、各農場の収穫は隔年に行われなくてはいけません。自然に野原に育つワイルドブルーベリーは、人工的に増殖させることができません―このため、「ワイルド」な品種と位置づけられているのです。また、生産地域はカナダでも東部のいくつかの州と米国のメイン州に限られます。

日本からは16名が参加しましたが、その多くにとってワイルドブルーベリーの生産現場を見るのは初めてでした。ある参加者は、「ワイルドブルーベリーがほぼ人の手を加えられず、肥料や農薬も投入されずに、野原で栽培されていることに驚きました。日本の消費者はワイルドブルーベリーがこのように自然に育っている様子を見たら、その価値を再認識するのではないでしょうか」とコメントしました。

ブルーベリージャムは日本ではストロベリー味の次によく売れている商品です。日本のジャムメーカーは、その品質の高さと濃い味わいゆえ、一般の栽培ブルーベリーよりもワイルドブルーベリーを選ぶ傾向にあるといいます。弊社はWBANAと協力し、日本の消費者に対して栽培ブルーベリーに勝るワイルドブルーベリーの特性や健康効果を周知させるべく、今後も尽力していきます。

弊社は2016年度のプロモーション活動を通して、ジャム業界の人々を感動させたカナダのワイルドブルーベリー生産現場の美しさ・雄大さを日本の消費者にも伝えられるよう取り組んでいきます。今年のアップデートを楽しみにしてくださいね!

写真:収穫現場の印象について、カナダの地元テレビ局による日本ジャム協会会員へのインタビューが行われました。

2015年11月13日

中国の大豆市場情報

プロマーコンサルティングでは米国大豆産業向けに中国の大豆、トウモロコシ、その他穀物の需給動向や価格見通し等についての情報をニュースレター形式で提供しています。
10月号(英語)を開くにはこちらをクリックしてください

2015年10月19日

アグリビジネス関連のITがケニアで急成長中

ケニアは東アフリカのシリコンバレー(もしくは「シリコンサバンナ」)と呼ばれる。ケニアのテクノロジーサービス業界は2012年の16百万ドルから現在では450百万ドル以上に成長し、多くのテクノロジー事業を呼び込んでいる。Google、Intel、Nokiaはいずれもナイロビに拠点を置き、IBMのイノベーションセンターはアフリカで最初の研究所を設置した。弊社スタッフがナイロビの起業家が集まるシェアオフィスを訪問したところ、モバイルアプリケーションを活用したタクシーサービス事業を世界60カ国で展開する米Uber社が、生鮮品を扱うe-コマースの新興企業Twiga Foodsの隣にオフィスを構えていた。

ケニアではアプリ業界は成長が著しく活気があり、農家や小規模ビジネス向けのサービスも多い。

ケニアのアグリビジネスでみられるロジスティクスや倉庫保管・小売在庫の非効率性は、データ収集・分析・管理・共有が効率的に行われていないことに起因する。これは逆に言えば、ITによる解決策やサービスがケニアのアグリビジネス発展における成長分野であることを示唆する。農業×ITは、ITを「農業起業家(agripreneurs)」になるためのモダンで面白いツールととらえるケニアの若者にとって、特に魅力的となっている。

弊社コンサルタントのルーシャ・バンチュラと富永玲子がケニアで最近実施した現地調査では、食品・農業セクターにおける投資機会の特定が目的であった。調査過程で、アグリビジネスのための様々な革新的なモバイルアプリ、例えば特定種子の在庫や購入可否についての情報を提供するMgubu Choiceや、農家からの質問に携帯メッセージで回答するクラウドソーシングを用いたWe Farmといったサービスが確認された。また、iCowでは小規模農家向けに、乳牛の健康状態・飼料・集乳データの追跡、鶏・牛へのワクチン接種カレンダーや近隣の獣医についての情報通知といった様々なサービスを提供している。

これらの他、日本のマーケティングコンサルティング会社AfricaScanはフランチャイズモデルを利用し、Blue Spoonブランドの食料雑貨店(キオスク)の事業を開始した。キオスクのオーナーはiPadの在庫管理アプリを使用し、顧客の購入パターンの把握や在庫品の注文管理を行っている。オーナーは、Blue Spoonモデルでは商品管理が容易になり、ビジネスを効率的に行うことができていると語った。

モバイルアプリの波は、ケニア農業のIT利用の成長にもつながっている。特にグリーンハウスによる農業では、テクノロジーが灌漑や施設内温度管理・肥料の使用の追跡等に役立っている。ケニアで増加する「テレフォン農家」はこれらのテクノロジーを使って都市部を拠点にしながら農場の状況を管理している。つまりケニアの若い世代は、都市生活による利便性を享受しつつも、アグリビジネスにおける豊富な機会に投資することができているのである。

小規模農家を支援するモバイルアプリから食品流通・在庫管理・コールドチェーンや加工機械に至るまで、ITはケニアのアグリビジネスにおいて成長分野であり、更なる投資が見込まれている。

写真:1)ナイロビから2時間程度の ナイバシャのブルースプーンキオスクにて、2)在庫管理のためiPadを利用するオーナーの女性
出所)プロマーコンサルティング

2015年06月12日

革新的な“プレミアム化”されたサバの日本での小売りの成功

焼いたり、煮たり、塩漬けにしたり、サバは長きにわたって日本の家庭料理の主役であった。日本やノルウェーといったおもな供給元がもどかしくなるくらい、サバは親しまれすぎて安価であるので日本の消費者を喜ばせるのは難しかった。

これに対処するため日本の小売業者と加工業者はサバの市場のすきまを注意深く判定し、創造的で今や驚くまでに多様でより高価で付加価値の高いサバ製品を作り出し、過去3年間で日本の小売における伝統的な製品にとってかわりつつある。

新しく高価値のサバ製品を展開したいという加工業者の願いは、概して減少しつつある魚の消費とサバ製品の利ざやが少ない事から発展していった。魚はかつては日本の食事の主要な部分を占めていたが、若い世代は魚を食べたり料理したりすることにより消極的である。これは現代の日本で食事の選択肢が多様化していることが一因ではあるが、同様に魚の前処理をしたり料理をすることが楽しいものではないという考え方にも原因がある。それによってこの“魚を避ける”ことを意味する“魚離れ”という日本語すら存在するほどこの現象が広がっている。

伝統的なサバ製品から利益を生み出すことも困難であった。塩サバの切り身などの平凡で付加価値の低い製品は利益幅が少ない。それゆえに喜ばれるものを作り高い利益を確保するため、小売業者と加工業者は日本の最もありふれた魚の1つを“プレミアム化”するという挑戦にでた。彼らがなしとげたことは“親しみのあるもの”を“トレンディー”に変えたい他の産業にとって参考となるかもしれない。

成功をおさめた新しいサバ製品は3つに分類される。1) 食べやすく 2) 準備が簡単、そして3) 新しい味わいの製品である。

食べやすい

“骨なしサバ” は一番目の分類にあてはまる最もよい例である。サバの細かい骨をなんとかしないといけないことが、サバが料理したり食べたりするのに不便であるという昨今の感覚をひきおこしている。すべての骨が加工業者の手によって取り除かれている骨なしサバは、骨を取るのを嫌う子供や魚の骨でのどが詰まるのを恐れるお年寄りに大きく受け入れられた。プロマーの現地調査によると、東京地方のほとんどのスーパーマーケットは過去2年間に骨なしサバの売上げを2倍以上にさせており、いくつかのスーパーでは骨なしサバしか売らず、伝統的な骨の入っているサバを完全に除去したところもあるほどである。

準備しやすい

準備しやすいサバは事前に調理され真空包装された製品で、電子レンジか熱湯にて簡単に加熱できる。この製品は魚を焼いたり後片付けをする面倒さを避けたい仕事を持つ忙しい人に焦点をあてている。これらの調理されたサバ製品はスーパーマーケットと24時間営業のコンビニエンスストアの両方で売られており、遅い時間に急いで夕食を食べないといけない忙しい社会人に貢献している。

新しい味わい

味付けされたサバの切り身も大きく多様化している。新しい切り身のサバの味付けのほとんどは日本の食卓に馴染みのあるものであるが、過去にはそのような多様な味付けのサバ製品は小売で見られなかった。過去2年間で売場スペースが増えたヒット商品には、伝統的な日本の料理方法から考えられた昆布だし仕込みサバや、新しい西洋料理の影響をうけたバジルづけサバなどもある。

日本の人口減少もあり、長い目で見ればサバとその他のほとんどの魚介類の消費は減り続けると見られる。利益を維持し買い手の興味をとどめておくため、プロマーは日本の加工業者は新しい手法を取り入れ、伝統的な製品の付加価値版を提供し、時には伝統的なものに取って代わる以外選択肢はないと考えます。サバの成功からわかったことはスーパーマーケットの他の多くの分野で見られるに違いありません。

写真:骨とりサバは日本の小売において伝統的な骨のついているサバにとってかわり始めている。

2015年01月13日

しょうが輸出産業の構築:世界の市場を目指すネパール

ネパールはインド、中国に次いで世界で3番目のしょうがの生産国です。実際にはすべてのしょうがの取引を隣国のインドとのみ行っているため、この事実は世界のしょうがを扱うトレーダーの間でさえほとんど知られていません。2013年のネパールの23.5万トンのしょうがの生産は世界全体の12%にあたり、そのうちの65%は洗浄も加工もされないまま南の国境からインドへと直接輸出され、そのあとインドにて洗浄され高い値段で販売されます。

その一方でドバイやEUといった主な市場でのしょうがの需要は高まっていますが、輸出に適した洗浄・加工されたしょうが製品がほとんどないのでネパールは参入する事ができません。

(上の写真) 現在のネパールの輸出産業は事実上すべてインド向けです。しょうが農家、おもに女性がしょうがの袋を彼女たちの村からしょうが業者のいる町へと何キロも運びます。しょうがの実は大きいのですが洗浄されていません。生のしょうがはそのまま計られて詰め込まれインドへと輸出されます。

しかしながら少数の先駆的なしょうが業者は少量の乾燥しょうがを日本やEUなどの競争の激しい市場に輸出する事に成功しはじめ、しょうがはネパール政府によって輸出の潜在能力のある作物と認められるようになっています。乾燥あるいは生のしょうがを加工して日本、ドバイそしてEUを含む 最大の市場へ輸出するためネパールの産業の能力を高めることに関心が集まっています。

この能力開発には加工施設の拡大、品質管理システムの強化そして貿易業者と輸出業者の国際ビジネス能力の開発が含まれています。

プロマーはネパールのしょうが輸出戦略の立案と開発を援助するためにおもな輸出市場の需要と状況を理解するべく英国のDIEDが支援するプログラムSAMARTH をとおしてネパールと連携しています。

注目している点:

  • Ÿ   海外でどんなしょうが製品の需要があるか:生、乾燥、粉末、油?
  • Ÿ   EU、日本、ドバイの市場での競合相手はどこか?彼らの強みは?
  • Ÿ   新規参入者への期待と要望
  • Ÿ   ネパールのしょうが産業が優先するべき投資と準備は?

プロマーコンサルティングはタイの柑橘類やタンザニアのコーヒーの輸出を含む世界中の新興経済国での輸出発展プロジェクトにとりくんでいます。関心のある方はinquiry@promarconsulting.com にご連絡ください。

2014年12月03日

中国でアメリカ産クランベリーのブームが小売製品の迅速な開発を促す

中国がアメリカ(そして世界)の食品の巨大な市場であることはいうまでもないが、最近のクランベリーのブームは中国の消費者市場の興味深い新しいトレンドを示している。すなわち中国の消費者が全く新しいフルーツを取り入れるや、それを使った中国製の小売商品をすばやく開発し多様に発展させているのである。他のベリー類と違いクランベリーは食べるためには調理あるいはいくらかの加工が必要になることから、今までに利用されたことのない市場で受け入れられるのが容易なフルーツとは言えない。にもかかわらず、中国人のクランベリーの味わいへの関心、消費者へのクランベリーの健康面での利点の迅速な普及、そして新しい製品を作る中国の食品加工業者への早急で創造性に富んだ転換が輸入の大成功という結果をもたらした。

中国のクランベリーブームは2012年に始まり、過去3年間で劇的に成長した。 調理され保存されているクランベリー(大部分商標のついた乾燥クランベリー)の中国の輸入データは、今年1月から8月のわずか8か月の間の輸入総量(約2,C00トン)がすでに2012年(約300トン)の約7倍となっていることを示している。中国の最大のクランベリーの供給元は圧倒的にアメリカであり、2014年の最初の月の総輸入量の約90%を占めており、その他チリ、カナダそしてノルウェーが続く。

このブームを支えているものはクランベリーの味わいが良好に受け入れられていることと、特に若い女性の間での健康面での利点への関心であると思われる。これを利用しようと米国クランベリー・マーケティング協会は中国で人気のあるソーシャルネットワークの1つであるウェイボーを使って、抗酸化物質が豊富であることの健康上の利点やサクサクした味わいなどを強調して中国でアメリカのクランベリーを宣伝している。

クランベリー製品は今やそれをスナックとして食べる若い女性会社員の間で特に人気のようだ。過去3年間で急激に乾燥クランベリーを使ったパイやドリンクがベーカリーや屋台で見られるようになった。食品会社がこの新しい外国産の材料を創造的な製品に素早く取り入れたことは、若い会社員の健康食品の関心に応えることが利益のあがることであることを示している。

中華料理にさえクランベリーを取り入れようとする試みが行われ、特に肉料理においてシェフが脂っぽい味を薄めて料理をもっとさわやかなものにしようとしている。これは大部分の中国の消費者にはまだ新しいものであるが、ソーシャルメディアには試した人の良い評価が報告されている。

クランベリーの成長はあるものの、最近の10,000人の消費者調査では中国の消費者の半分はクランベリーの存在すら知らないという結果が出ている。従って中国で健康に関する意識が高まっている事を考えると、さらに消費者を教育すれば中国でのクランベリーの重要はさらにいっそう成長すると思われる。

今日クランベリーは北京や上海などの主な都市では地元の中高所得者向けのスーパーマーケットで簡単に購入できるし、またオンラインでも容易に購入でき、仕事が忙しくオンライショッピングの便利さを好む若い購入層に好まれている。コストコの中国の公式販売サイトは2014年10月12日にお目見えし、最初のわずか3日間で乾燥クランベリーは約15トンも注文された。この勢いはとどまらず、クランベリーはコストこのオンラインウェブサイトの売れ筋トップ3の1つとなった。

2014年09月08日

急騰する中国の輸入牛肉市場

収入の増加や外食してタンパク質をとるという都会的なライフスタイルにより中国の牛肉の需要が上昇している。しかしながら国内生産が停滞しているため、増え続ける中国の牛肉の需要はおもに輸入を増やすことでまかなわれている。

グラフが示すように、輸入牛肉は中国市場のほんの10%を超えるのみに過ぎないが、成長幅のほぼ100%を占めている。

合法の輸入牛肉は2012年から380%の急上昇をし、2013年には300,000 トンとなった。

国内生産が需要を満たさないことを認識しているので、中国は最近になってコスタリカやメキシコ、そして2012年にBSE危機で一度禁止をしたブラジルからの供給を承認ないしは承認手続きに入っている。これにより中国市場に供給を承認された国は8カ国となる。2003年に同じくBSEにより禁止されている米国も近々ついに合法的に中国市場に復帰を承認されるとも言われている。

合法的な輸入が成長する一方、中国での牛肉の供給がひっ迫しているため正式でない牛肉の輸入も大幅に上昇する結果となっており、輸入牛肉の65%以上が密輸であるとの見積りもある。おもにベトナムと香港を介して行われる正式でない輸入は長い間牛肉市場に影響を及ぼしており、レストランのメニューのすべての価格帯で見かけることが出来る。2012年には正式でない部門が特に急上昇し、インド、ブラジルそして米国からの密輸された牛肉が存在感を示した。

しかしながらブラジルからの牛肉が合法化される事で正式でない輸入は減少すると見込まれる。もし米国の牛肉も承認されることになれば密輸量はさらに減少し、中国が牛肉を密輸する国はおもにインドとその他ほんの一握りとなる。

概して中国の輸入牛肉は今後5年間でさらに20%成長すると見込まれており、牛肉の供給国には絶大なチャンスとなりえるだろう。

プロマーは牛肉市場のトレンドとともに中国市場に関する数多くのプロジェクトを成し遂げています。ご興味のある方はこちらへどうぞ。

グラフ出所: プロマーによるインタビュー、中国国家統計局、ラボバンクによる分析

収入の増加や外食してタンパク質をとるという都会的なライフスタイルにより中国の牛肉の需要が上昇している。しかしながら国内生産が停滞しているため、増え続ける中国の牛肉の需要はおもに輸入を増やすことでまかなわれている。

下のグラフが示すように、輸入牛肉は中国市場のほんの10%を超えるのみに過ぎないが、成長幅のほぼ100%を占めている。

収入の増加や外食してタンパク質をとるという都会的なライフスタイルにより中国の牛肉の需要が上昇している。しかしながら国内生産が停滞しているため、増え続ける中国の牛肉の需要はおもに輸入を増やすことでまかなわれている。

下のグラフが示すように、輸入牛肉は中国市場のほんの10%を超えるのみに過ぎないが、成長幅のほぼ100%を占めている。

国内生産が需要を満たさないことを認識しているので、中国は最近になってコスタリカやメキシコ、そして2012年にBSE危機で一度禁止をしたブラジルからの供給を承認ないしは承認手続きに入っている。これにより中国市場に供給を承認された国は8カ国となる。2003年に同じくBSEにより禁止されている米国も近々ついに合法的に中国市場に復帰を承認されるとも言われている。

合法的な輸入が成長する一方、中国での牛肉の供給がひっ迫しているため正式でない牛肉の輸入も大幅に上昇する結果となっており、輸入牛肉の65%以上が密輸であるとの見積りもある。おもにベトナムと香港を介して行われる正式でない輸入は長い間牛肉市場に影響を及ぼしており、レストランのメニューのすべての価格帯で見かけることが出来る。2012年には正式でない部門が特に急上昇し、インド、ブラジルそして米国からの密輸された牛肉が存在感を示した。

しかしながらブラジルからの牛肉が合法化される事で正式でない輸入は減少すると見込まれる。もし米国の牛肉も承認されることになれば密輸量はさらに減少し、中国が牛肉を密輸する国はおもにインドとその他ほんの一握りとなる。

概して中国の輸入牛肉は今後5年間でさらに20%成長すると見込まれており、牛肉の供給国には絶大なチャンスとなりえるだろう。

プロマーは牛肉市場のトレンドとともに中国市場に関する数多くのプロジェクトを成し遂げています。ご興味のある方はこちらへどうぞ。

2014年05月23日

ブルガリアでベニバナ追跡システムを構築

プロマーのコンサルタントは、クライアントがビジネス上の問題を解決するためにしばしば現場(文字通り)に出かけます。シニアコンサルタントのティナ・ペネヴァがブルガリアでの原料供給問題を解決した経験を語ります。

ベニバナ (Carthamus tinctorius) はアザミに似た1年生の油糧種子作物です。その種子は油分に富み、花は黄色の染料の製造に用いられます。主要作物ではなく、世界での生産は年間50万トンです。ベニバナの生産には60か国以上が関わっており、インド、米国、メキシコや中国、カザフスタン、エチオピアなどが主です。

より伝統的な油や鳥の飼料としての最終用途に加えて、ブルガリアのものを含むベニバナ種子は過去10年間で食品を補完するものとしての使用が増加しています。

概してブルガリアの供給は世界のベニバナ生産のほんの一部分です。 ブルガリアのベニバナの大部分は主に鳥の飼料として購入されています。しかしながら  高品質のベニバナ種子は食用および食品の補完製品として使用されます。食用としてのベニバナ種子を生産するためには、人に有害なアフラトキシンかびの発生を抑えるために非常に手の込んだ収穫後の作業が必要となります。

プロマーの事例においては、ベニバナの輸出者と輸入者はブルガリアからベニバナを調達するまさに初期段階から数々の問題に直面していました。ブルガリア側は日本のバイヤーが示したベニバナの収穫、保管および輸送に関する厳密な要求を理解できませんでした。一方日本のバイヤーは遠方である事や人手不足によりブルガリアでの進捗を直接管理する事ができませんでした。

これらの大きなコミュニケーション問題と品質管理の責任者の不在によりプロジェクトが頓挫する危険性がありました。

プロマー・コンサルティングが介入した際、まず初めに“両者の理解が同じ”すなわち日本のバイヤーの要求が何であるか、そしてその要求は達成可能であるのかという点に関して情報不足や不明な点がないことを確認しました。過程の中で最も重要な課題は、収穫したベニバナから食用に適さなくなるアフラトキシンかびを発生させないことでした。

何度かのミーティングや検討の後、輸入者、輸出者そしてプロマーのコンサルタントを含むプロジェクトチームは輸出前の収穫前・収穫時・収穫後のベニバナ種子の取り扱いを監視する追跡システムの概要を描きました。追跡システムはそれぞれの段階での明確な作業を盛り込み、将来の分析のために慎重に記録されることとなりました。

収穫前: すべてを2度チェックする

農薬の使用、土壌処理、収穫するコンバインと輸送トラックの状況、天候状況、その他に関してのあらゆる点がブルガリアの輸出者によって記入される詳細なチェックリストを用意しました。プロマーのコンサルタントはこの過程を容易にし、業務が正しく理解され時期を逃さず完了されることを確認しました。

収穫時: 過程の全ての詳細を記録する

農業においてよくあることですが、正確な収穫の時期を予見するのは困難な事です。 これは海外のベニバナのバイヤーが直面する問題の1つでした;ベニバナの収穫を直接監視するために 直前の知らせによりブルガリアに飛ぶのは不可能でした。かわりにブルガリアを拠点にするプロマーのコンサルタントが収穫前に1週間代わりを務め、収穫を監視するために一番良い、すなわち最も乾燥した時期に呼ばれるのを待ちました。

収穫の間、気温と湿度の経過を追う事をふくめ過程の全ての段階を記録しました。この情報は収穫時のアフラトキシンかびの発生のあらゆる可能性を追跡するのに必要でした。

収穫後: 記録と分析

収穫後の過程でのプロマーの関わりには、洗浄設備でのベニバナの洗浄と乾燥および種子を袋に詰め倉庫に収める過程を記録し監視することがあります。この過程の中でプロマーのコンサルタントは出荷前に分析するため送られる種子のサンプルを取得しました。

売り手、買い手そしてプロマーのコンサルタントの間での共同の取り組みは多くの段階で効率的に成し遂げられました。言葉とビジネスカルチャーのギャップがなくなったからはコミュニケーションはスムーズでした。すべての関係者はバイヤーの要求をより理解し、それゆえ厳密に従い、その結果ブルガリアのベニバナ種子の収穫が成功裡に終わりました。

プロマーは企業、産業組織そして農家が供給問題を解決するための数多くのプロジェクトを成し遂げています。さらにお知りになりたいかたはお問合せ.

2014年03月06日

ニューヨークタイムズのベトナムのファストフードに関する記事にプロマーが登場しました

ベ トナム初のマクドナルドのオープン直前の先週、プロマーはベトナムのファストフードに関しての記事のためにニューヨークタイムズのインタビューを受けまし た。数か月前にコンサルタントのティナ・ペネヴァとルーシャ・ヴァンチュラはベトナムの酪農業、チーズ市場とともにファストフード、カフェそして菓子類の トレンドを調査していました。

Mike Ivesのニューヨークタイムズの記事はアジア独特のファストフードチェーンの強みを指摘し、メニューのローカル化の実験、ホーチミン市で良い不動産を見つけることの難しさ、流通網やコールドチェーン構築の課題などが盛り込まれて説得力があります。

全文はこちらです。

McDonald’s Opens in Vietnam, Bringing Big Mac to Fans of Banh Mi