August 17, 2011

今後の食品輸入の可能性について中国準大都市の評価とランキング

中国のいわゆる準大都市(セカンド・ティア・シティ- Second Tier Cities (STC))は、三大都市である北京・上海・広州のさらにその先の中国大陸市場に進出を目指す輸出業者の関心を呼んでいます。中国三大都市で見られる国内及び国際競争の激化、市場の飽和を考えれば当然の流れと思われますが、中国には100万人を超える人口を抱える都市が200都市以上あり、今後の進出先をどの都市にするかと頭を悩ます海外の食品企業は少なくないはずです。中国市場全体では年間10%成長し、これら準大都市(STC)によっては、輸入消費が年間20~40%も拡大しています。STCに関しては、USDA等の様々な団体から50以上もの報告書が発表されていますが、特に今後の輸入食品に関する潜在市場としてのSTCの検証に的を絞ったレポートはまだありません。
当社では、中国の上位STCを検証する必要性を認識しており、とりわけ輸入食品の今後の可能性 -ポテンシャル-について、輸入食品購入の増加傾向をベースにした中国STC上位25都市についてのマルチクライアントレポートを作成しています。STCの評価にあたり、当社の持つ中国及び食品業界での幅広い知見をもとに、特別な基準とこれらの基準に係る有用性を割り出すシステムを考案しました。このレポートは「2011年プロマーSTCプラオリタイザー:海外食品市場のための中国優良都市」というタイトルで間もなく発売になります。
中国STCは大変魅力ある市場で、当社のランキングでは評価基準により三大都市よりもポテンシャルが高くなっています。以下に例を挙げます。

  • 過去5年以上の期間、食品輸入に関して三大都市では年間23%足らずの増加に対し、上位25都市では総合的に31%増加している
  • ある都市は、全体のポテンシャルにおいて三大都市の1都市より点数が高くなってい
  • 中国のSTCの内、9都市が三大都市より成長のポテンシャルが高い
  • 中国のSTCの内、14都市が三大都市より富裕度が高く、高価値製品に対し高いポテンシャルを示している
  • ほぼすべてのSTCにおいて競争度が三大都市よりも低い

2011年プロマーSTCプラオリタイザーレポートに関する詳細、あるいは中国市場調査に関するお問い合わせはこちらにご連絡ください。inquiry@promarconsulting.com