May 28, 2009

食の安全性とICTトレーサビリティ システム: 発展途上国向けの日本の事例研究

世界各国で最近増加している食品安全性の問題は消費者の食品安全性への関心を高め、日々グローバル化と複雑さを深めている食品生産と流通システムへの人々の不信を引き起こしています。食品のトレーサビリティシステムの構築をすると消費者の信頼度を向上させ、多国籍および二国間の協定により必要とされるドキュメンテーションを作成できます。

しかし、ドキュメンテーションの要件と報告義務が増加することで、発展途上国では新興市場参入や取引拡大の際の負荷も増えています。とくに小規模農家はグローバルな食品取引システムの課す報告義務という負担により、さらに、排除される恐れがあります。本ペーパーでは日本での情報通信技術(ICT)を用いた効率的なトレーサビリティ システムの構築と消費者の情報アクセス改善化の事例を振り返ります。

プロマーコンサルティングのルーシャ・ヴァンチュラは本ペーパーをアジア開発銀行のSununtar Setboonsarng氏および社団法人食品需給研究センターの酒井純氏と共同執筆しました。本ペーパーはアジア開発銀行から2009年に出版されています。

本ペーパーは以下のサイトからダウンロードできます:

ADBInstitute:Food Safety and ICT Traceability Systems: Lessons from Japan for Developing Countries