January 11, 2012
ルワンダのエコツーリズム
プロマーはルワンダの農林水産業に関する調査を実施しました。ルワンダの外貨獲得手段のうち、エコツーリズムは最も重要な要素です。2010年の観光産業による外貨収入は207百万米ドル(約160億円)にのぼり、主要な2大輸出産品であるコーヒーと紅茶の輸出額(69百万米ドル)を大きく上回っています。主な観光名所は、野生のゴリラが生息する火山国立公園、チンパンジーや猿が生息するニュンゲ熱帯雨林国立公園、サファリのできるアカゲラ国立公園の三か所で、いずれもレンジャーや警備隊らによって入場が管理され、自然環境が厳しく保護されています。特にゴリラはルワンダ観光の目玉で、ゴリラの保護と繁殖に努めるため、一日当たりの人数を30名に制限する一方で、国外在住の外国人の場合の入場料は2007年に1人あたり250ドルから500ドルに値上げしており、今後さらなる値上げも想定されます。こういった観光収入は、近隣地域の雇用や社会環境に大きな影響を及ぼしています。